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「ビタミンCで風邪が予防できる」に根拠ナシ?

「大量のビタミンCを摂取すれば風邪が予防できる」などと、一時期はお医者さんでもこういうことを言う人がいましたが、その真偽は?

この情報の出所は?

なんとノーベル賞を受賞した博士!

 

ライナス・ポーリング - Wikipedia

アメリカ合衆国の量子化学者、生化学者。彼自身は結晶学者、分子生物学者、医療研究者とも自称していた。
ポーリングは20世紀における最も重要な化学者の一人として広く認められている。量子力学を化学に応用した先駆者であり、化学結合の本性を記述した業績により1954年にノーベル化学賞を受賞した。

 

・ノーベル賞を2回受賞した人は歴史上4名いる。しかし、別分野で2回ノーベル賞を受賞したのは、ライナス・ポーリング博士だけである。

 

・ノーベル賞を2度受賞したというアメリカの有名な生化学者ですね。ポーリング博士と言えばビタミンC、ビタミンCと言えばポーリング博士ですからね。

 

・「ビタミン博士」として有名なライナス・ボーリング博士が「風邪をひいたと思ったら、ビタミンCの錠剤(500mg)をすぐ飲む。さらに2時間おきに飲めば風邪は治る。また、毎日グラム単位で摂取すれば、風邪にはかからない」と発表したら、すぐに世界中の話題となりました。

 

・ポーリング博士は40歳の時に、当時は不治の病と信じられていた「ブライト病」という重い腎臓病にかかりますが、その頃はまだ珍しかった「低タンパク無塩食」で病気を抑制することに成功します。その時に処方されたビタミンとミネラルの効用に大いに着目し、その後研究を重ねていきます。

博士が提唱したのが、「メガビタミン(大量摂取)療法」だったのです。

 

・ポーリング博士は、この本の中で、成人のビタミンCの最適摂取量は、一日少なくとも2.3グラムだと考えています。

 

博士の発言は「メガ・ビタミン主義」と呼ばれて、アメリカを中心に様々な波紋を呼びました。

アメリカを中心に広がった「メガ・ビタミン主義」

 

・治療や予防のために大量のビタミンを投与するという栄養療法が、メガビタミン療法なのです。

 

・副作用の恐れのある薬剤よりも、ビタミンのように人間の身体に必要とされるような物質を、必要とされるよりももっと多くの量を摂取することによって、健康を維持したり、病気を治そうとするものです。その分子矯正医学の代表的な療法の1つが、“メガビタミン療法”なんですね。

 

・メガビタミン主義が、広く世界の注目をひくようになったのは、科学界の巨星ポーリングの力だと思います。彼は、カナダの精神科医が、精神分裂患者にニコチン酸の大量投与をおこなっているのを見て、ビタミン大量投与に興味をもったと伝えられています。

 

・人間などの霊長類と一部のネズミは、自らの体内でビタミンCを合成することができません。

 

健康のためにサプリメントを大量に摂る人々が多くなりはじめたのも、このメガビタミン主義の影響からだと言っていいのではないでしょうか。

明確な予防効果は証明できていない・・・

ビタミンCの風邪予防効果は、はっきり認められていない

 

・メガビタミン主義は、全く経験的なもの、といっても過言ではありません。

そこには、とくに理論はないのです。それは、タンパク質を強調しないことから明らか、といってよいでしょう。

 

・メガビタミンの有効性については、試験管内実験、そして動物実験で一定の可能性が推測されたのは事実ですが、信ぴょう性が高い臨床試験でその有効性を示すことができませんでした。

極端なビタミンの大量摂取の有効性は否定されて終結した、と言っても良いのではないでしょうか。

 

・「大量のビタミンCを摂取すれば、風邪が予防できる」一時期はお医者さんでも、こういう人は増えました。しかし、「ビタミンCの風邪予防効果」ははっきりと認められていないのです。

 

・アメリカで優れた医療機関として名高いメイヨー・クリニックにおける臨床試験では、ビタミンCの癌患者に対する効果を証明できませんでした。

 

・ 重要なのは「ビタミンC摂取」と「ビタミンCの錠剤摂取」は違うということ。みかんを食べることと、ビタミンCのサプリメントを飲むことでは、効果が違うのです。

 

いまだなお、「ビタミンCの風邪予防効果」ははっきりと認められていないのです。

日本でも昔から信じられていました

 

・風邪予防に効果的と言われるビタミンCが多く含まれるのも、みかんが親しまれてきた理由のひとつ。

 

・日本の冬の風物詩でもある「こたつでみかん」。みかんにはビタミンCやβクリプトキサンチンなどの成分が含まれ、昔から風邪予防に効果があるといわれてきた。

 

・みかんには風邪を予防する高い効果があり昔からの知恵として多くの人に食べられてきました。

 

・みかんの栄養. 免疫力をアップさせるビタミンCは、風邪予防に効果大。確かにみかんは風邪を防ぐといわれています。

 

どうしてミカンだけが風邪予防にいいと言われるようになったかははっきり分かりません。

ビタミンCといえども摂り過ぎには注意が必要

 

・ビタミンCは水溶性ビタミンなので過剰に摂ったとしても余分なものは尿と一緒に体外に排出されるので問題ないと考えられていました。しかし一定量を超えると身体に不調が表れることが分かってきました。

 

・ビタミンCは水に溶けやすく、体内にとどまらない傾向が強く、あまりに大量に摂りすぎると、下痢や腎結石を起こす危険もあります。

 

・高用量ビタミンCの点滴投与が腎不全や下痢の副作用を引き起こす報告もなされています。

 

・ビタミンCの過剰摂取は食品ではなくサプリメントで起こることが多く、過剰摂取を防ぐには自分の飲んでいるサプリメントのビタミンC量の確認が必要です。

 

あまりに大量に摂りすぎると下痢や腎結石を起こす危険があるんですね。サプリメントも食品も、過大な期待は禁物です。

引用元

・風邪にはビタミンCが効く これってホント?

http://www.minamitohoku.or.jp/kenkokanri/200701/vitamin.htm

 

・ライナス・ポーリング博士とビタミンCブーム:ノーベル賞学者の数奇な運命

http://www.kyoto-sinsou.co.jp/archives/2605/

 

・なぜ、ポーリング博士はビタミンCがもっとたくさん必要だというのかな

http://wisdom.kuni-naka.com/552

 

・ノーベル賞を2回受賞したライナス・ポーリング博士が提唱した抗酸化

http://shigeo-ohta.com/topics136/

 

・心斎橋中央クリニック 第78話 紫外線の強いこの時期に、再度ビタミンCの話

http://www.osakaclinic.com/diary_78.html

 

・メグビー 14 メガビタミン主義

https://www.megv.co.jp/kouza3/kouza3_14.php

 

・メガビタミン理論に効果はある?ビタミンC大量摂取が身体に良いと言われる理由

http://www.shiawase-supli.com/healthcomponent/vitamin/2290.html

 

・メガビタミン療法・理論

http://vitamin.ynbms.info/2007/03/post_113.html

 

・風邪予防にも効果!? 朝に食べる「焼きみかん」のススメ

https://prestige.smt.docomo.ne.jp/article/32040

 

・美味食材 みかん

https://www.secom.co.jp/bishoku/shokuzai/no21.html

 

・ビタミンCで風邪予防!でも取り過ぎは〇〇や○○○の危険って?

http://marrondou.net/wp2/mk0268/

 

・風邪に効く食べ物!みかんやカレーが良いって本当?

http://www.j-keieikyoiku.jp/2015/10/17/

 

・みかん座学~もっとみかんを知ろう~

http://www.kimura-e.com/mikan/mikanlib/intro.html

 

・キープル ビタミンCの過剰摂取による5つの副作用と疑うべき症状!対処法はある?

http://keepl-th.com/bitaminc-1712/


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