アルミニウムは驚くほど汗を抑えるらしい
更新日:2018-04-20 16:09:12 63513
エクリン汗腺とアポクリン汗腺について
エクリン汗腺から分泌される汗は、無色透明で粘り気がないのが特徴。99%が水、残り1%が、塩分・尿素・アンモニア・ミネラルなど。
アポクリン汗腺から分泌される汗は、脂肪、たんぱく質、糖質、鉄分、色素、尿素、アンモニアなど。『わきが』の原因となるが、かいた直後の汗はほとんど臭わない。肌に常在する細菌が汗を分解して、 その時にできる分解産物が「わきが」特有のニオイを発する。
だから「汗を出にくくする」ことが臭い対策となる
一般的にデオドラントという名前で販売されているものの多くは、サラサラ感を出したり消臭・芳香効果が中心で、多汗症の人の汗を抑えるほどの作用はない。
汗を抑えるためには汗腺にフタをする必要がある
よく使われるのはアルミニウム系の成分。
ダントツでお勧めなのは「塩化アルミニウム」!
以下の商品が代表的。
濃度はパースピレックス(25%)>オドレミン(13%)>テノール液(3.9%)
原料となる「塩化アルミニウム」も入手可能
フリマなどで販売されている。(染料店などで500g単位で購入できるが、大量に余る。)自作のほうがコストパフォーマンスは圧倒的に高い。
ミョウバン水もお手軽でいい感じ
塩化アルミニウムはフリマなどで購入する必要があり、一般では手に入りにくい。
そんなときはミョウバン水を作るのも一つの方法。
だが、塩化アルミニウムに比べると値段相応、といったところ。完全に溶けるのに1日かかるし。
注意点は?
塗ったあとは必ず乾燥させること。よく乾かないまま衣類を着用すると、染料や素材によっては脱色や変色、繊維の変質などが起こる。
濃度を高く作った場合はかぶれやすいので注意する。
汗のにおいの原因は?
実は汗そのものには、ほとんど臭いがありません。汗をかいて時間が経つと、 汗が酸化したり細菌に分解され、ニオイの原因物質に変化して、汗臭いニオイや、ワキガのニオイを発するようになります。