「女性は土俵から下りて」その後「大量の塩」⇒人命より伝統優先で批判殺到!
更新日:2018-04-08 17:50:46 32206
救命女性に、まさかの「土俵をおりて」のアナウンス
●舞鶴市の多々見市長が4月4日、大相撲の春巡業の挨拶を土俵上でしていたが、途中でふらつき倒れる事態に。多々見市長の救急対応をするために女性が土俵に上がって心臓マッサージをしていると、「女性の方は土俵から降りてください」とアナウンスが流れた。
●京都府舞鶴市での大相撲春巡業で、土俵上で倒れた市長に救命処置を施した女性が土俵から下りるよう促された
●少なくとも3回にわたって「女性の方は土俵から降りてください」「男性がお上がりください」などと場内アナウンスがあった。
観客愕然、直後に大量の塩まき
●観客の証言では女性が土俵から降りた後に、大量の塩がまかれていたことが新たに判明した。
●救命活動後に土俵へ塩がまかれていたという報道も出てきている。まさか女性が上がった土俵を清めるためにまかれたのだろうか。
●女性たちをはじめ、救護にあたった人たちが土俵から降りた後、相撲協会の関係者らが大量の塩を撒いていたというのだ。
●市長が運び出された後、土俵には大量の塩がまかれた。これには「目を疑った」という観客もいた。女性が上がって汚したということなのだろうか。
降りた土俵に「大量の塩」観客の証言で発覚
救護にあたった女性が降りた直後、というタイミングとあって、インターネット上では「神聖な土俵に女性が上がったから、清めるために大量の塩を撒いたのではないか」という声が相次ぎ、ツイッターは大炎上状態となっている。
ひとまず、救命は成功
●市長は救急車で病院に運ばれ、意識はあり、会話もできるという。
●各メディア報道などによれば、市長は病院に搬送されたが命に別条はない。精密検査を受けるという。
●市長はくも膜下出血で手術を受け、約1か月の入院が必要という。
●市によると、多々見市長は1カ月ほど入院し、堤茂副市長が職務を代行する。
救護した女性も困惑
●女性が「人命救助をしているのに、なぜそういうことを言うのか」という趣旨の発言をしていたことが6日、一緒に救助に当たった市職員への取材で分かった。
●実行委は5日午後、心臓マッサージの中心になった女性に感謝状を贈りたいと連絡したが、「当たり前のことをしただけ。そっとしておいてほしい」と固辞したという。
とある観客が戦犯?本当かな
●尾車事業部長(60=元大関琴風)によると、場内放送をした若手行司は女性が土俵に上がったことを疑問視する声が観客から出たためアナウンスしたと説明。
●一部観客の中から「女性が土俵に上がっていいのか?」との声が挙がり、指摘を受けた若手行司が慌てて場内にアナウンスしてしまった
●場内放送をした若手行司は女性が土俵に上がったことを疑問視する声が観客から出たためアナウンスしたと説明。観客がクレームを言ったのを受けてアナウンスしたというこの話もかなり怪しいみたいだ。
海外メディアでも波紋
ニューヨークタイムズ
「先進国の中でも健康・学問・経済・政治におけるジェンダー平等が一貫して低い順位を占めている日本で、今回の騒動は女性がどう扱われているかを象徴していると見られている」
「日本でどのように女性が扱われているかを物語った」
「差別的な慣習が世間の厳しい目にさらされている」
ワシントンポスト
「神道の伝統として、相撲の土俵は神聖な場所で、『不潔な』女性は上がるのを禁じられている」
「女性が平等を実現するのに直面する問題を明らかに表している」
「このスポーツのしきたりで、女性が不浄と見なされているからだ」
英BBC放送
「これが命を救おうとした人への対応か。相撲協会にこそ塩をまくべきだ」
中国ニュースサイト新浪網
「こんな状況で救命措置をやめろというのか」
「非常識なアナウンスだ」
韓国 東亜日報
「(女人禁制は)前近代的な慣行だとの非難を受けた」
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