怖すぎ毒キノコ伝説
更新日:2019-04-24 04:59:12 105514
ドクツルタケ
新聞紙上で毎年戦歴を並べる最強の戦士。「殺しの天使」の異名を持つ。エレガントな姿からは想像もできない凄まじい毒性を持ち、肝臓、腎臓をスポンジ状に破壊、数日間から約1週間苦しみを与えた末、死に至らしめる。体重60kgの人間の場合、ドクツルタケ約1本分(8g)が致死量に相当する。必殺技は「天ぷらによる一家全滅」
欧米では「破壊の天使」(Destroying Angel) という異名をもち、日本においても死亡率の高さから、地方名で「ヤタラタケ」「テッポウタケ」などとも呼ばれる。また、同じく猛毒のシロタマゴテングタケやタマゴテングタケとともに猛毒キノコ御三家と称される。
毒性が極めて強いため、素人は白いキノコは食すのを避けるべきとする人やキノコの会もある。
カエンタケ
僅か5センチの真っ赤なボディーに洗練された毒機能を秘めるニューフェイス。40度以上の発熱、毛髪の抜け、運動機能障害、言語障害でキノコハンターをを撃退させる。 小脳を萎縮させ、更には後遺症をも残す小粒でニクイ奴。
致死量はわずか3g(子実体の生重量)程度と極めて強力である。日本では6例ほどの中毒事例が報告され、計10名の中毒患者が出ており、そのうち2名は死亡している。また、触るだけでも皮膚がただれる。
ツキヨタケ
ブナの樹幹に群生し、食用のヒラタケ、シイタケ、ムキタケに形状に似せキノコハンターを誘惑。誤食を誘う。 食すると嘔吐し続け、手の先がしびれ、数日間七転八倒の苦しみを与える血も涙もない仕打ちは、正に毒キノコならでは。
ドクササコ
攻撃の陰湿さは異常。体内潜入後じっと息を潜め、潜伏4~5日後からの攻撃は正に「トロイの木馬」! まったくの不意打ちにキノコハンターたちもなす術がなく痛みを甘んじて受け入れる他はないだろう。 手足の先、陰茎のみを執拗に攻撃。激痛を1か月以上継続させる特異な攻撃は有名である。 絶対に敵に廻したくない相手である。
ドクササコ(毒笹子、学名: Paralepistopsis acromelalga)は担子菌門のハラタケ綱 ハラタケ目に属し、キシメジ科のParalepistopsis属に分類される 毒キノコの一種である。
他の多くの毒キノコとは異なる、薬理学的にも特異な中毒を起こす。主要な症状として、目の異物感や軽い吐き気、あるいは皮膚の知覚亢進などを経て、四肢の末端(指先)・鼻端・陰茎など、身体の末梢部分が発赤するとともに火傷を起こしたように腫れ上がり、その部分に赤焼した鉄片を押し当てられるような激痛が生じ、いわゆる肢端紅痛症(末端紅痛症とも、Acromelalgia)をきたす。症状が著しいケースでは、膝・肘の関節部あるいは耳たぶにまで及ぶこともあるという。
参考
世にある毒キノコの特性