世界遺産ガラパゴス沖に中国漁船260隻、フカヒレ狙いか…自制要求も
更新日:2020-07-30 04:30:27 9771
まとめ
約260隻の中国漁船団の操業が確認されている。
漁船団は今月16日、エクアドル海軍によって確認された。本土とガラパゴス諸島それぞれの沿岸から200カイリ(約370キロ)の排他的経済水域(EEZ)にはさまれた公海上で操業し、フカヒレ目的でサメ漁を行っているとみられる。海軍は、漁船団がEEZ内に進入して漁を行わないか、常時監視に当たっている。
レニン・モレノ大統領は25日の演説で、「海域は豊かな漁場であると同時に、地球にとって生命の宝庫でもある」と述べた。海洋資源の保全という観点から、中国政府に乱獲しないようにクギを刺した形だ。チリやペルーなど、太平洋に面する周辺諸国と対応を協議する考えも示した。
エクアドル政府が厳しい姿勢で臨むのは、中国漁船に「前科」があるためだ。
地元紙エル・コメルシオ(電子版)などによると、エクアドル当局は2017年8月、ガラパゴス諸島東端のサンクリストバル島の東約64キロ沖の海洋保護区内で違法操業していた中国船を拿捕(だほ)した。船内からは、絶滅が危惧されているシュモクザメを含むサメ約6600匹が見つかった。15年にも、中国人が乗った漁船からサメのヒレ約20万枚が押収されている。
一方、在エクアドル中国大使館は、エクアドル政府の対応に不満をあらわにしている。23日には、ホームページ上に声明を掲載し、「中国漁船の操業はEEZ外の公海で合法的に行われており、誰の脅威にもなっていない」と主張した。
twitterの反応
みんなのコメント
火事場ドロボーみたいに、あっちこっちで揉め事起こしてるが、国をめちゃくちゃにされた欧米が今までどおり金で動くかは微妙だぞ。今は大人しくしてるのが得策なはずなのに、やっぱり中国人って行動しか取れないんだね。
中国には自然保護という考えは無いんだろうな。
中国は自分達さえ良ければ種が絶滅しても何も感じないんだろうな。
世界中の人々が団結して中国に対応するように願う。
260隻って凄い数だな。隠れてコソコソやるのではなく、国ぐるみで堂々と環境と生態系を危機に陥れているという事だよな。恥とか他人の目を気にするとか、そういう類の感情を持ち合わせていないのだろうか
中国は搾取主義。
それしかない。
まさか、そんな方面まで違法操業してるとは
思わなかったが、
自国へ帰れなくし没収すれば良い。
環境問題として、世界中から非難され
裁判で訴訟され厳罰されるべき。
こんなの許されない!
中国政府の高官は記者会見する時に、自国の行為については恥じる事なくアメリカや他国が国際法に違反していると平然と言い放つ。
自国が世界中で行っている国際法違反行為は棚に上げてお前が言うか?と毎回呆れるしかない発言。
百万歩譲ったとして、南沙諸島での埋め立て、軍事基地の造成が合法だとしたら?
日本政府が沖ノ鳥島や南鳥島を同様の工事を行った場合、中国がどう発言するのだろうか?
世界中で好き勝手に振る舞っていますね。
ここまで来ると味方をしてくれる国が、どんどん減ってしまいます。
米国との軋轢やコロナでギクシャクし出した国際関係の中、ダムの決壊などが重なりチャイナマネーが尽きたときにどうなることやら。
海上移動手段の発達により、より遠くへ漁に出れるようになってきた。現在の海洋法条約は、1982年の取り決められた古いものである。これを改正しない限り、中国等の無秩序な漁業は止められないと思います。
【リオデジャネイロ=淵上隆悠】南米エクアドルの世界自然遺産ガラパゴス諸島沖合で、約260隻の中国漁船団の操業が確認されている。エクアドル政府は、乱獲による生態系への影響を懸念して中国側に自制を求めているが、中国政府は「公海上で合法的だ」として応じていない。