生活の知恵!暖房を使わずに暖かくなる方法
更新日:2020-10-22 23:17:25 2354
まとめ
当たり前と言えば当たり前です。たまには換気をするべきですが、基本的にしっかり閉めておきます。
カナダに来た当初は、ずっと窓を閉めていると息がつまる感じがしたものです。キッチンの窓など冬場でもちょっぴり開けていたことがあり、夫に「家が冷えて電気代がかさむからやめろ」とよく怒られていました。
それでなるべく閉めるようにしていたら、平気になりました。
新鮮な空気を吸いたいときは、窓を開けず、自分が外に行って吸うことにしています。ドアを開けるときに冷気が入りますが、コンスタントに窓を開けているより、家の中は冷えません。
たとえ量は少しでも継続して家の中の空気がもれると、家全体が冷えてしまうのです。これはたとえ少額でも毎日お金を使っていると、意外に大金を使ってしまうのと同じです。毎日スターバックスに行っていると、トータルの消費額は馬鹿になりません。
外気温が室温より高いときは窓を開けるといいです。しかし家の場合、冬場そんなことはありえません。
窓から空気が逃げないようにフィルムやテープを貼る
以前は、家中の窓という窓に、専用のラップみたいなものを夫が貼って空気を逃がさないようにしていました。ドライヤーでくっつけるフィルムです。
今の家ではそんなに寒くないのでやっていません。しかしやったほうが電気代は節約できると思います。
もしドアや窓の建て付けが悪く、明らかに空気がもれている(外気が入り込んできている)なら、タオルや古いTシャツなどを押し込んでおくだけで違います。
お金があるなら、100均で隙間防止テープみたいなものを買ってきて貼ってもいいでしょう。
この方法は効果的ですが、1つだけデメリットがあります。いったんフィルムやテープをつけてしまうと、窓を開けることができないことです。
この問題を解決するには
●窓を開けるのはあきらめる(上に書いたように、窓が開かなくても生命は維持できます。外に行けばいいので)。
●よく開け閉めする窓はフィルムをつけない
●いったん開けたら、新しいシートやフィルムを買ってきてまたつける
こんな対策があると思います。自分の事情に合わせてやってみてください。
窓の冷気をプチプチでシャットダウン
窓を通して入ってくる冷気には梱包用の緩衝材「プチプチ」を窓に貼るのが一番。
メートル30円~100円ほどで購入することができ、防寒・保温効果があるため、かなりのコストパフォーマンスが期待できます。
とくに、気泡緩衝材がおすすめな理由はプチプチの中に気泡が含まれているため、熱を逃しにくく冷気を通しにくいからです。
また、半透明なので日中晴れた日にカーテンを開けておけば、部屋の空気が暖まりそれが逃げることもありません。
窓に直接張るよりも、窓枠の上部に貼るとサッシからの冷気の侵入も防げるのでおすすめです。
冬が終われば外してしまう物なので、跡が残らない壁用の両面テープで2~3カ所止めるくらいで十分でしょう。
プチプチは2~年は持ちますし、プチプチ代と壁用の両面テープ代を考えても暖房代の元が取れるほど、保温効果があります。
因みに、ホームセンターなどでプチプチを買うことができるのですが、手に入りにくい場合は、カーテンの下にさらに厚手の布をもう一枚引っかけるだけでもかなり室温が変わりますので、試してみてください。
大きな窓には下側に冷気防止用の板を置くと効果的
プチプチを窓に貼るのは、暖房効果としてはかなりおすすめなのですが、ベランダと繋がるような大きな窓だと少し難しいこともあります。
また、開け閉めを良くする場所では邪魔になって、逆にストレスになることもありますので、そんな時には窓の下の方に「パタパタ」、つまり軽い板を置いて冷気が入ってこないようにしてみましょう。
「パタパタ」と言われても難しいのですが、ビニール板やアクリル板やパネル、ダンボールを立てかけて置くだけで大丈夫。
ダンボールの場合窓の結露を吸いやすいので、定期的に交換する必要がありますが、防カビにも役立ちます。
また、今では100円ほどでこうした冷気を防ぐパネルを購入することができますので、ぜひお試しください。
実は、この「冷気の入ってくる窓の前に1枚何かを置き、寒さの侵入を防ぐ」という方法は、大昔、平安時代頃から生活の知恵として使われてきました。
そうです、「屏風」がその役目を果たしていました。
暖房は火鉢しかなかった時代、障子や蔀の前に屏風を置くことによって、冷気を防ぐ方法を無意識に使っていたのですね。
今は、緩衝材やダンボールなど手軽に手に入れることができますので、こうした物を上手く利用して、寒い冬を暖かく過ごしましょう。
厚いカーテンを使う
窓をきっちりしめる