ブルーライトカットメガネ意味はない?効果があるの?
更新日:2020-11-20 00:07:06
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文字通り、青い光です。
光の波長が短い「紫外線」や長い波長の「赤外線」は目では見えませんが、目で見える波長の「可視光線」の中で、もっとも紫外線に近い青い色をしている光のことをあえて「ブルーライト」と呼んでいます。可視光線の中でも光のエネルギーが強いといわれています。
この青い光は太陽光にも必ず含まれており、まったく特別なものではありません。
目に入ってもまったく問題の無い光なのです。
実際、ブルーライトが人間の目に特定の病気を引き起こすことを示した研究結果は、今のところないようです。
日常生活ではスマートフォンやパソコンのディスプレイ、LED照明などから発せられていますが、長寿命・省エネ・明るさを特徴とするLEDの光は特にブルーライトが多いとされています。
ブルーライトが目に与える影響
どんな影響が考えられるかというと、次の3つにまとめられます。
①まぶしい、ちらつく?:従来より明るいので、画面の調整が不十分だと起こりえます。疲れの原因になるかもしれません。
②目の内部の組織に影響あり?:強い紫外線では白内障を起こすことが知られています。
同様に、目の奥まで到達しやすいエネルギーの強いブルーライトが内部の網膜に過度に当たると、黄斑変性症などの病気を引き起こす可能性が危惧されています。
③睡眠のリズムにも影響?:ブルーライトを浴びることで脳内分泌ホルモンのひとつ、メラトニンの生成が抑制されるそうです。
メラトニンは眠りを誘う効果があり、それが抑制されることで寝つきが悪くなる可能性が指摘されています。(朝日を浴びることで寝覚めが良くなるのは、この逆の効果で、朝日に含まれるブルーライトが効果を高めていると言われています)
いずれもまだ研究段階のため、ブルーライトをカットすることがどこまで有効かの科学的な根拠には乏しい段階です。
これらの影響の可能性を、ある有名私大の眼科教授が提唱して、提携したメガネ屋さんが大々的に宣伝したので世に知られるようになった、というのがこれまでの経緯です。
実のところ、ブルーライトは睡眠の妨げにはなっても、目を傷めるという科学的根拠はありません。
眼細胞が自然に含有する化学物質とブルーライトが結合すると、細胞を傷つける可能性があるとする研究が今夏発表されたことを受けて、最近、米国眼科学会(AAO)は「スマートフォンのブルーライトは失明させない(目を傷めない)」とはっきり宣言しました。
本当に問題なのは青い光を見る時間
一方、人間は、太陽が沈むことで自然のブルーライトを浴びなくなる時間帯に睡眠を促すホルモン:メラトニンが分泌されますが、PCやスマホが発するブルーライトはこれを阻害します。
つまり、本来睡眠を促されるべき時間にPCやスマホによってブルーライトを見ることで、体内時計が狂い睡眠障害が起こる可能性があり、これこそがブルーライトの問題点だと言う事です。
ブルーライトカット・メガネは使うべきか?
実際に使っておられる患者様にうかがうと「使い始めて楽になった」とおっしゃる方もおられます。
つまり、ブルーライトカット・メガネは万人に絶対必要なものではありませんが、気になる方は使うといいでしょうし、使ってみて効果を感じるなら使う意義があるというのが、私個人の見解です。
ちなみに私は毎日電子カルテ(パソコン)の前に座っておりますが、普段はブルーライトカット・メガネは使っておりません。
それは単に、診察の際にのぞく顕微鏡に当たってわずらわしいから。今はディスプレイの「色温度調整」やブルーライトカット用のアプリもあるので、メガネを使わなくても対応可能な場合もあるのだそうです。
医学的な研究などは行われてはいるものの、今のところ医学的には根拠はないとされています






















「ブルーライト」とは