初の国産仮想通貨モナーコイン・モナコインとはいったい?
更新日:2020-12-27 03:50:59 99809
Monacoin(モナーコイン・モナコイン)とは、日本の巨大掲示板サイト2ちゃんねるのソフトウェア板で、Mr.Watanabe(わたなべ、2chpool ◆bzJIFpVqts)によって開発されている日本初の暗号通貨である。
通貨単位表記は「MONA」。
Litecoinなどの採掘プール「2chpool」を運営していたわたなべが、2013年12月23日にβ版をリリースするが、すぐにリセットを決定。12月30日に新Monacoinの公式アナウンスを行い、2014年1月1日0時0分(UTC)に正式リリースされた。
ウォレット(財布)と呼ばれるクライアントプログラムを実行し、Monacoinネットワークに参加する。P2P通信なので管理者は存在しない。
Litecoinをベースにしていて、ブロックアルゴリズムはLyra2REv2(450,000ブロック以前はscrypt(英語版))。1ブロックにつき50 MONAのBlock Reward(採掘者に対する報酬)が与えられ、ブロックが生成される時間は平均90秒。発行量の上限は1億512万MONAである。Premine(開発者による事前採掘)はない。
当初のdifficulty再設定間隔は2,400ブロックごとだったが、2014年3月10日の公式クライアントのアップデートで80,000ブロック以降のDifficulty retarget(difficultyを再設定する算出方法)に「KGW」が採用され、間隔が1ブロックごとに仕様変更された。2014年3月18日、80,000ブロックに達した。その後、KGWの致命的な欠陥が指摘されるようになり、Monacoinも2014年5月2日のアップデートで140,000ブロック以降のDifficulty retargetを「DigiShield」に変更することになった。2014年5月19日、140,000ブロックに達した。2015年9月のアップデートで450,000ブロック以降のDifficulty retargetを「Dark Gravity Wave v3」に変更することになった。
2017年3月8日にsegwitの対応のシグナリング開始、4月16日75%以上のブロックでの賛成票を以ってLocked_inされた。
4月27日、977759ブロック到達によりsegwitは無事Activateされた。十分な期間を要してのsegwitのActivateは世界初である。
名前の由来となったのは2ちゃんねる発祥のアスキーアート「モナー」である。

現在、世界で発行されている暗号通貨の内、一握りのメジャーなコイン以外は、発行後も利用されないかメジャーなコインとの交換のみで利用方法があまりないものがほとんどだが、Monacoinは日本初の暗号通貨とあって2ちゃんねるを中心とした日本のコミュニティで多くのサービスが作られてきた。
2014年4月には土地の売買が成立した。
国会議員などが参加する勉強会で日本の暗号通貨として紹介された。
2016年6月時点でのCrypto-Currency Market Capitalizationsによる仮想通貨のシェア比較では総資産2.3億円、44位であった。
2017年6月、秋葉原のパソコンショップアークがBitcoinと同時に、実店舗とWeb通販にて決済に対応した。


参考
モナコインとは