覚えて得した気分の豆知識☆寿司屋の符牒
更新日:2020-12-29 14:09:17 99766
符牒(ふちょう、符丁、符帳)とは、同業者内、仲間内でのみ通用する言葉、また売買の場や顧客が近くにいる現場などで使われる、独特な言葉のこと。
接客や作業をしている時に、価格・品質・指示などについて、符牒を使用する事によって客に知られずに必要なコミュニケーションを行なうのが一般的だが、「○○ネタ」のように日常語として世間で流用される事もある。
お愛想(おあいそ)
お会計のこと、店側がお客様にお愛想振る舞うことから。
店側の言葉であって、客側からは、お愛想と言うべきでなく、普通にお勘定、お会計などと言うべき。
にげ物
原価の安いタネ。
クサ
海苔のこと。
鉄砲
細巻きの海苔巻き全般。黒くて細長くて鉄砲に似ているから。
ヒモ
赤貝などの二枚貝の外套膜のこと。
かっぱ
きゅうりのこと。
シャリ
すし飯、酢飯(すめし)のこと。仏舎利からきており、お釈迦様の遺骨は輝き、白く、細かいことから。
銀シャリ、という風にお米のことを一般人が呼ぶこともあり。
アガリ
最後に出すお茶。
対して、最初に出すお茶のことは、「でばな」
ガリ
寿司と共に供される甘酢漬けのしょうがのこと。噛んだとき歯ごたえがあり、音がガリというから。
むらさき
醤油のこと。
もぐり
穴子のこと。
片想い
アワビのこと。磯の鮑の片思いということわざから。
ガレージ
シャコのこと。ガレージ=車庫(シャコ)から。
宮島
しゃもじのこと。しゃもじの名産地が宮島であったため。
やま
品切れのこと。
化粧笹のことも指す。
なみだ、サビ
ワサビのこと。涙が出るからなみだ、ワサビを短くしてサビ。
参考サイト
符牒という伝達