あんかけのおいしい皿うどん
更新日:2021-03-27 18:10:44 103428
皿うどん(さらうどん)は、長崎県の郷土料理。名称からはうどんの一種と思われやすいが、一般的に細麺を使うものは中華料理の「炸麺(かた焼きそば)」に近く、太麺を使う物は「炒麺」や焼きうどんに近い。
長崎市の中華料理店四海樓の陳平順が、「炒肉絲麺」(チャニイシイメン、麺と細切り肉を炒めた焼きそば)をヒントに、ちゃんぽんを出前用にアレンジして配送時にこぼれないよう汁を少なくしたものである。なお当時から長崎ではちゃんぽんの出前が盛んで、蓋をつけた専用の丼も作られた。このような経緯から当初の麺や具材はちゃんぽんとほぼ同様であり、現在も「ちゃんぽん・皿うどん」のように一緒に紹介されることが多い。
見た目が皿に盛った焼きうどんのようだった事などから「皿うどん」の名が付き、その後堅焼きそばが伝わって長崎で発展し、同じように皿うどんと呼ばれるようになったといわれている。
九州地方では全体的に人気が高く、2004年11月に九州の地方銀行系シンクタンク6社が共同で行なった郷土料理の調査では、料理の名前を知っているか、食べた経験があるか、食べたいかについて尋ね、回答者の90%以上がその3部門すべてで「ちゃんぽん・皿うどん」を肯定し、1位を獲得している。
パリパリ麺とあんかけでおいしい皿うどん