食卓を彩る食べるお花エディブルフラワー
更新日:2021-05-09 22:04:10 104627
エディブル・フラワー(英: edible flower)は、植物の花を食材として用いること、また、食用に供せられる花のことである。食用花(しょくようか)。狭義には味ではなく食卓の彩りを目的として使用されるものを指す。広義にはブロッコリーやカリフラワーのように味や栄養を目的として野菜として食用にされるものや、ボリジやタイムなど香りを楽しむハーブとしても利用されているものも含む。
花を食べる文化は世界中に存在する。日本でも、ふきのとうや菜の花が季節の野菜になっているほか、黄色の「阿房宮(あぼうきゅう)」やピンク色の「もってのほか」という菊の花(食用菊)がおひたしや酢の物として食べられたり、刺身のつまなどに用いられたりしている。桜の塩漬けは桜湯や和菓子などに使われて楽しまれている。中国ではニラや金針菜の蕾(つぼみ)が食材として、キンモクセイの砂糖漬けやバラの花弁が菓子に用いられる。東南アジアなどではバナナの花がサラダなどに利用される。ヨーロッパでも数百年も昔から、花が食卓の飾りだけでなく食用にされており、これが1980年代に日本で増加し始めたイタリアン・レストランでサラダなどに取り入れられ、欧州の食用花の文化が知られるようになった。



















エディブルフラワーってなに?