痔にならない座りかたのご紹介
更新日:2021-08-18 06:07:40 6645
直立二足歩行を行う人間のお尻は、心臓より下にあるため鬱血しやすくなります。すると、正常な粘膜のたるみ(膨れ)が徐々に蓄積され、痔核が作られていくのです。
心臓より下にお尻があるのは人間だけ。四足歩行動物には痔核はできません。直立二足歩行を行うようになる1歳頃から、イボ痔を作り始めるのが人間。
座りっぱなしでも、立ちっぱなしでも関係なく、痔の元となる粘膜のたるみは作られるのです。
体操して腰を温めましょう
腰を冷やすと肛門の血行が悪くなるのでよくありません。
また、座りっぱなしでいると肛門が充血してよくありません。時々立ち上がり、気分転換もかねて体操をして血液の流れをよくしましょう!
痔を防ぐための座り方とは
椅子に長時間座りっぱなしの方は、お尻に圧力がかかってしまうため肛門の周辺がうっ血しやすくなります
やむを得ず座り姿勢が多い方は、定期的に立ち上がったり、肛門部分に負担がかからないドーナツ型のクッションを敷いたりして、お尻をいたわってあげてください。
床に座る場合あぐらやお姉さん座り(横座り)などお尻が直接床につく座り方よりも、正座のほうが肛門への負担が少ないです。
正座でも長時間同じ姿勢でいると下半身が冷えてしまうため、時々座り直したり立ち上がったりしてください。
座りっぱなしも立ちっぱなしもお尻に負担がかかります
座りっぱなしが肛門に良くないのはもちろん、立っている姿勢が長く続くのも、肛門に負担がかかります。
長時間同じ姿勢をとって「座りっぱなし」「立ちっぱなし」にならないよう、適度に休憩をとり、軽く歩いたりストレッチをしたりして、血行を改善させましょう。
痔にいい座り方=座りながらできる肛門トレーニング
極論を言うと10円の座布団と100万円の座布団を買ったとしても、長く座っていれば同じなんです。
座り心地の話であれば高いほうが良いと思います。
でも、痔は同じ姿勢でいることが問題です。
安いクッションでも、高いクッションでも1時間や2時間座り続けているとお尻には良くないですね。
お尻をモジモジさせるのはとても効果的で10分や20分に1回くらいはしたほうが良い場合もあります。
痔主ではない方も、同じ姿勢を続けないように注意してほしいですね。
他には肛門を締めたり開いたりすると良いですよ。
肛門を中にクッって持ち上げる感じです。
開いて閉じてを10回1セットで3回すると良いです。
座りっぱなしでも、立ちっぱなしでも関係なく、痔の元となる粘膜のたるみは作られる