中学1年生と小学6年生の兄弟が川に流される 11歳の弟が死亡 三重・四日市市
更新日:2022-08-06 02:24:25 1972
三重県四日市市で、中学1年生と小学6年生の兄弟が川に流され、小学生の弟が死亡しました。
5日午後0時半すぎ、四日市市楠町北五味塚の鈴鹿川の河口付近で遊んでいた、中学1年生(12)と小学6年生(11)の兄弟が沖に流されました。
警察によりますと、兄は駆け付けた警察官に間もなく救助され、意識はあるということです。
また海上保安部によりますと、弟は流されてから約4時間後に、海底に沈んでいたところを救助され病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。
2人は中学生の別の友人とともに、3人で河口付近で遊んでいたということで、警察が、当時の状況についても調べています。
みんなのコメント
「3人で河口付近で遊んでいた」
状況からして、遊泳中に流されたよりは海岸で遊んでいて、戻り流れにやられたかもしれません。
当時太平洋側には低気圧と前線がありました。海はそれなりに荒れていたと思われます。だったら海岸には近づかないのでは、と思うのですが。
伊勢湾の特殊な形状により、波向がある方向になった瞬間、大きな波が太平洋から急に入ってきて、津市とか四日市市の海岸に到達します。波向がある方向に一致した瞬間なので、四日市とか津とかの海岸ではそれまでほぼ波もなく穏やかな海岸だったはずで、遊んでいた人々はびっくりすると同時に、何人かは波にさらわれることがあります。
四日市から津にかけての海岸は、昔からそういう事故が多発しています。
親御さんや、一緒にいたお兄ちゃんの気持ちを考えると、いたたまれない。自然は人を守る事もあり、人に優しい面もある。けれど一歩油断すると、足元をすくわれる危険な面もある。自分が子供時代は海の田舎育ちでしたが、友達と子供だけで海に行くのは当たり前でした。面白がって遠浅の、足のつかない場所まで泳いだり。今考えるとゾッとしますが、でもその感覚から、そこから先は危険である事も身を持って感じていました。今の子はたまの自然遊び、その危険をしっかりと教える事や、また遠くからでも、大人が見守る事も必要かも知れません。
毎年悲しい水難事故が起こる。
私は水泳が得意だったが、決して海や河川では泳がない。膝上より深いところにはいかないようにしている。
水の流れは水面が穏やかそうでも実は流れが強い場合も多い。
田舎の小川や清流程度ならまだしも、そこそこの河川や海は大人でも事故の可能性があることを含め、子どもたちにも危険性を周知させてほしい。
最早、学校ででも川や海に潜む危険の内容を教えなければ子供の命は救えないのかもしれない。
親の世代も自然の中で遊んだり、年長者から自然の恐ろしさを学ぶ機会はないのだろうから。
海は遠浅に見えて突然海底がストーンと深くなっっていたり、今回のように上辺だけでは見えない流れが存在していたりと、沖に出ないから大丈夫と思っていたら命取りになる。
川も自分の首まで出ていれば大丈夫と思っていると、膝上くらいの深さになると、とても体を支えていられないくらいの力で水流に持っていかれることもある。
プールでは泳げても海や川ではその場の状況に応じた泳ぎができなければ簡単に溺れてしまうこともある。
どうか親御さんは自然の中で遊ばせるならその前に充分に危険についても子どもさんと一緒に勉強してほしい。
兄は助けられるも 海底に沈んでいた11歳の弟が死亡 三重・四日市市