演算子の使い方
更新日:2022-08-20 23:01:50 1416
演算子は、プログラミング内で使用する記号のことです。
算数とかでも足す(+)や引く(−)などの記号を使いましたよね。
同じように、プログラミングでも用途によって使う記号が決まっているのです。
演算子を使うことで、値の計算や値の代入、値の比較などをすることができます。
演算子とは「計算するときに使用する記号」です。
足し算や掛け算などの四則演算、大小比較は同値比較なども演算子を用いて実施します。
演算子の種類を確認しよう
算術演算子 数式などを計算するための演算子です。足し算や引き算、掛け算、割り算などをすることができます。
代入演算子 値を代入するための演算子です。数学でよくあるa=1と同じ意味です。数字だけでなく、文字を入れることも可能です。
比較演算子 値を比較するための演算子です。大なり小なりとかのことです。
論理演算子 命題論理を扱うための演算子です。検索条件のANDとかORと同じ働きをします。
算術演算子の使い方
算術演算子とは、文字通り計算に用いる演算子です。
+ 加算(足し算)をします
- 減算(引き算)をします
* 乗算(掛け算)をします
/ 除算(あまりなしの割り算)をします
% 剰余(あまりのある割り算)をします
実際に使ってみると、下記のように計算をすることができます。
- console.log( 2 + 3 ); //加算
- console.log( 5 - 2 ); //減算
- console.log( 5 * 8 ); //乗算
- console.log( 10 / 2 ); //除算
- console.log( 20 % 6 ); //剰余
実行結果
- 5
- 3
- 40
- 5
- 2
代入演算子の使い方
代入とは?
下記のような計算式に見覚えはありませんか?
a=1の時
a+2=3
この式では、1という数字をaという記号に置き換えて表現していますね。
この置き換えのことを代入といいます。
プログラミングでは、変数というものを定義する時に使われるものですね。
この代入を行なっているのも、演算子の1つです。
値を代入する方法
値を代入する際は、下記のように記述をします。
変数 = 値
変数というのが、先ほどでいうaという記号ですね。
値が1という数値にあたります。
つまりこの「=(イコール1つ)」が代入演算子ということです。
2つになると他の演算子になっちゃうので、注意しましょう。
代入演算子は、「=」だけでなく、「+=」や「-=」など数値に四則演算などを加えてから代入できるものもあります。
var num = 10; // 変数の代入
- console.log( num );
- console.log( num += 3 ); //3を加算して代入
- console.log( num -= 3 ); //3を減算して代入
- console.log( num *= 2 ); //2を乗算して代入
- console.log( num /= 4 ); //4を除算して代入
- console.log( num %= 2 ); //2で割った余りを代入
実行結果
- 10
- 13
- 10
- 20
- 5
- 1
この例では、数値の10を変数numに代入しているのがわかります。
numに対して、さまざまな演算処理を行ってから代入し、実行結果として値を出力しているわけですね!
代入演算子で注意が必要なのが参照型を扱う場合です。
参照型とは一般的に配列・オブジェクト・関数などが該当します。
さて、参照型の場合は一般的な変数に値を代入するのと一体なにが違うのでしょうか?
次の例を見てください!
- var num = 10;
- var result = num;
これは、変数numに代入された数値を別の変数resultに再代入している例です。
この時に変数「num / result」には、それぞれ数値の10がそのまま格納されています。
それでは、参照型である配列の場合はどうでしょうか?
- var items = [1, 2, 3];
- var results = items;
この場合、配列の「items / results」には[1, 2, 3]という値が格納されているのではなく、値の「場所」が格納されているのです。
そして、その「場所」を配列「items / results」が参照している状態であるというわけです。
値の場所を参照しているので、当然ですが「items / results」どちらも[1, 2, 3]という値の情報を持っています。
しかし、数値そのものが格納されている場合と値の場所が格納されている場合とでは、大きく異なる点があります。
演算子とは