北朝鮮への経済制裁効いていない?平壌のデパートには日本の製品も!
更新日:2022-10-08 23:01:00 3304
なぜ制裁が効かないかというと、世界的には極東地方限定のリスクだと考える国が多く、拉致被害の当事国である日本の制裁ほど、国連で決議された制裁は厳しくないということがひとつ。
それから、中国やロシアが決議を破って、秘密裏に北朝鮮への物資援助を行っていることが、大きく制裁効果を削いでいます。
これから理解するべきなのは、経済制裁は各国が足並みを揃えて実施しないと効果がないということで、中露がけしからんということではなく、世界の地政学的情勢はそのように動くものだという現実認識です。
その延長で考えれば、ロシアへの経済制裁も、バイデンが高らかに謳うほどの効果はないでしょう。
中国がすでにロシア支援に回っており、ロシアにエネルギー源を依存するドイツがロシアの揺さぶりにどこまで耐えられるかも、未知です。
「核兵器保有を止めさせるほどの効力を発揮してないのは何故ですか」
国連といえば万能の力があるように誤解されているようですが国連にそんな力はありません。
日本の国内に当てはめて言えば団地の自治会や田舎の町内会と同じでいろんな決まりはあっても、それに従わない人に法的制裁を加えるのはなかなか難しいのと同じです。
日本では北朝鮮は、世界で孤立してるように扱われてるのはどうして?
日本人民は騙されてません?
北朝鮮と国交があるのは164ヶ国です。全世界の8割以上の国と国交があります。
ASEAN10ヶ国はすべて北朝鮮と国交があります。
EU加盟国で北朝鮮と国交がないのは、エストニアとフランスだけです。
アフリカはボツワナを除くすべての国が、北朝鮮と国交があります。
日本などわずか数か国が制裁を加えても何の効果もありませんね。
平壌には今も多くの日本製品が並んでいる
北朝鮮がシンガポールにある貿易会社を通じて、数々の制裁逃れをしてきた実態が明らかになった。この貿易会社は平壌で高級品店2店舗を経営する。
そして、そこで、国連制裁で北朝鮮への輸出が禁止されているはずの宝石や高級時計など「ぜいたく品」を販売している。店内には、ヤマハの楽器や缶コーヒーのポッカなど日本ブランドの商品も数多く陳列されており、対北制裁が依然、抜け穴だらけのザル状態となっていることがうかがえる。
NK Newsが入手した平壌の2店舗内を撮影した写真には、グッチやシャネル、プラダ、バーバリー、モンブランといった世界の名立たるブランド品が写っていた。
日本ブランドでは、ソニーやパナソニック、ヤマハ、セイコーの製品も陳列されていた。具体的な商品としては薄型テレビやノート型パソコン、宝石のほか、ランコムやロレアルの化粧品、さらにはヴィダルサスーンのヘア製品も並んでいた。
北朝鮮の元幹部によると、日本製品を積んだ貨物船は、まず第三国である香港や、中国の天津に寄港する。そして、そこで別のコンテナに荷物を積み替え、平壌に近い北朝鮮の南浦港に貨物船を向かわせるという。
国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員の古川勝久氏は「OCNと金融と貨物船のリンクは非常に重要だ。シースターシップスと関係があるとは思わなかった。シースターシップスは、専門家パネルでもかなり追及した」と述べた。
問題の貿易会社は、シンガポールに拠点を置く「OCNシンガポール」(以下、OCN)。株主となっている同社のオーナー陣はシンガポール人の兄弟らだが、実態は北朝鮮のフロント企業と化しているようだ。OCNはNK Newsの取材に応じていない。
北朝鮮への制裁は、効いていません。そのため、日本人拉致被害者も還って来ません。