北朝鮮産シジミ“国内産”と販売か 商社数十カ所を捜索
更新日:2022-12-21 04:20:28 3107
北朝鮮から不正に輸入したシジミを国産と偽って全国各地で販売したとして、山口県警などは不正競争防止法違反の疑いで東京都内の会社などを捜索しています。
捜索を受けているのは、東京・豊島区の商社「福元商事」や埼玉、茨城、山口などの水産会社など数十カ所です。
捜査関係者によりますと、「福元商事」などは輸出入が禁止されている北朝鮮産のシジミを不正に輸入し、国内産と偽って販売したとみられています。
捜索は21日午前9時すぎから各地の関係先で始まっていて、資料の押収などが行われています。
警察は今後、資料や関係者からの聞き取りなどをもとに実態解明を進めていく方針です。
山口県警などは21日、不正競争防止法違反の疑いで、山口県下関市の商社「アイコー」や、埼玉や福岡の水産会社など数十カ所を家宅捜索した。
捜査関係者への取材で分かった。
県警などは国内のネットワークを通じて北朝鮮に資金が流れた疑いがあるとみて実態解明を目指す。
捜査関係者によると、北朝鮮から輸入したシジミを青森産やロシア産と偽った疑いがあるという。
アイコーの登記簿によると、同社は魚介類のほか、穀物や医療機器などの貿易や加工、販売を行っている。同社が入るビル前では、報道陣10人以上が様子を見守っていた。
中国や韓国からの輸入アサリを熊本産として販売…報道後大きな社会問題に発展
中国や韓国から輸入したアサリを一旦干潟に撒いてすぐに回収し、熊本産として違法に販売する産地偽装が長年にわたり横行していました。
偽装の当事者の証言も交え、ことし1月にその実態を放送すると、大きな社会問題に発展。報道後、市場に多く出回っていた“偽装された熊本産アサリ”は姿を消し、正しく”中国産”と表示されたアサリが数多く並ぶようになりました。
横浜の中華街に店を構える広東料理店「吉兆」。この店の一番人気のメニューは中国産や韓国産アサリを使った、アサリそばです。
今度は正しく中国産と表示されたアサリが売れない事態に。そして、アサリそのものの取り扱いをやめる店が急増しました。
手に取らないワケを尋ねると、多くの消費者は“安全性への不安”を口にしました。
みんなのコメント
かなり悪質だよね。そもそも北朝鮮とのやり取り自体アウトなのに、更にそれを産地偽装なんて。
まだまだ北と関係している企業があるわけで、こういった企業や個人には厳罰を課して欲しい。
産地偽装は「あさり」や「うなぎ」、かつおの不正など色々あったな~
これだけ産地偽装等で問題になっているのにまだ続けている企業があるのは驚き。発覚しても指導とかで済ますから後を絶たないのでしょうね。
産地偽装等をしっかりと罰する法律はないのでしょうか?
今回は北朝鮮からの輸入ということでただの産地偽装より問題は大きいのかもしれませんね。しっかりと調べて厳罰にしていただきたいものです
北朝鮮産のシジミを不正に輸入